2014年09月15日

教区外からの募金 - 教会建築物語

教区外からの募金

 次に、他教会からの資金援助についてお話しましょう。最初、神戸教区以外の全く見識もない教会にまで援助をお願いすることについて、色々と意見が別れました。この小さい教会にも、年に1、2件は見も知らぬ教会から同じような依頼が舞い込み、といって当教会がその要請に殆ど応じておらず、身勝手といわれればただただ恐縮するのみですが、この際恥も外聞も捨てて、全国の聖公会の教会に募金のお願いの手紙を送ることにしました。
 8月の暑い日曜日の礼拝後、7、8名の有志が全国300余りの教会や伝道所に、それぞれに期待と祈りを込めながら宛名書きをしました。中には、何々様方とか、何々団地内、等といかにも我が教会よりも貧しそうな教会や伝道所もあったりして、はたしてこんな所にまで・・・等と少し躊躇しながらも取り合えず殆ど全ての教会に発送しました。
 一応締切10月末日としてあったにもかかわらず、発送後10日も経たないうちに早くもうれしい入金第一号が入りました。東京の葛飾茨十字教会です。葛飾といえば柴又、寅さんのような気が早いが、気っ風のよい教会委員さんが居て、「全国の貧しい教会信徒諸君に、暖かい手を差し伸べようじゃないの!」と、言ったかどうか知りませんが、とにかく嬉しい第一便でした。これは幸先がいいぞ、と期待に胸を脹らませましたが、結局、神戸教区外からの献金は10月の締切までに、全部で16教会、総額14万1千円でした。教区外への発送282通から計算すれば、打率は5分7厘、正直言って、少々期待はずれでしたが、私達にはそんなことを言う資格はありません。なぜなら、わが教会が、教区外の見知らぬ教会に協力した覚えがないのですから。むしろ、見も知らぬこんな教会に、16もの教会や個人がご支援くださったことに、心から感謝せずにはおれません。例の熱血漢氏がいみじくも「もしもお金と時間があったら、各教会を回ってお礼を言いたいし、一体どんな教会か知りたいなあ」と言いましたが、本当にそんな気持ちでいっばいです。ここに感謝の意を込めて、その他の教会名を記させていただきます。札幌聖ミカエル教会、安房大貫基督教会(千葉)、茂源昇天教会(千葉)、八日市場聖三一教会(千葉)、練馬聖公会、東京聖マリア教会、東京聖マルチン教会、沼津聖ヨハネ教会、富山聖マリア教会、恵我之荘聖マタイ教会(大阪)、堺聖テモテ教会、プール学院、初島聖十字教会(和歌山)、福岡教会、愛楽園祈りの家教会(沖縄)。その他、横浜教区の梶原主教、大阪教区の木川田主教様からもご支援をいただきました。
 なお、締切り後にも次々と献金が届きましたので、引続き記名させて頂きます。川越キリスト、目白聖公会、名古屋聖マルコ、小樽聖公会、市川聖マリア、聖モニカ礼拝堂、豊橋昇天、東松山聖ルカ、石橋聖トマス、八市場聖三一、富山聖マリア、浦和諸聖徒、川口基督、松本聖十字、シアトル聖ペテロ、聖バルナバ病院などです。本当にありがたいことでした。

( 神のおとずれ・1988年12月号 )

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